ツィーター台製作
ホーンスーパーツィーターFOSTEX T925Aの台を製作しました。
簡単に作れますので、パワーアップに役立てて下さい。

一年前に購入してからホーンの上に付属の
木製台に乗せていましたが、最近高域の
伸びが気になってきた。
コンデンサー等いろいろ交換してきたが、
T925Aの木製台が影響しているのではないか
と思われてきた。
木製台に代わるツィター台を製作する事に
した。

T925Aはアルニコマグネットを使用して、アルミ
合金肉厚円筒ホーンを採用した高性能ホーン
スーパーツィーターです。
音質はクールな切れ味で気に入ってます。
純正のツィーター台はブラス製のP-30があり
ますが、ここは既製品より安価で高性能の
ツィーター台製作をしましょう。
FOSTEX P-30 定価6,900円


購入時に付属品として付いてくる木製台。
重量50g

木製台は転がり防止といったところで、
見た目も頼りなげです。
本体の重量は2Kg。
本体と同じくらいの台があれば、取扱説明書
に記載されているクリアーで繊細な音色に
深みと力感を加えた総合的な音質向上を
計ることができます。

アルニコマグネットは完全防磁されており、
鉄製品を近ずけてもマグネットの影響を
全然受けません。
ツィーター台は最初は非磁性素材で製作
予定でしたが、完全防磁されているので、
非磁性素材にこだわる必要はないかと
思います。

ツィーター台の素材を色々探しましたが、
金属加工で精密ケガキ測定具等で使用
される精密ブロックが目に止まりました。
ステンレス製もありますが、高価なので
今回は鋳鉄製とします。
購入店 アマゾン
購入価格 2,943円 (2個)
鋳鉄製精密ブロックA型 VK-A100

鋳鉄製なので、錆びないように防錆紙に
油をたっぷり塗られています。
重量 900g


横 100mm 縦 52mm 幅 34mm 直径16mmの穴が2個

これは機械のシャフト等に使われる
リニアシャフトです。
高炭素クロム軸受鋼で様々な径と長さが
ありますが、今回は精密ブロックの16mm
の穴に通しますので、16mm径、100mm
の長さを注文しました。
購入店 MonotaRO
購入価格 221円(1本)
リニアシャフト



材料は精密ブロックとリニアシャフトだけです。
右側の木製台と比べて、鋳鉄と鋼の重量感が
圧倒しています。
組み立ては精密ブロックの穴にリニアシャフトを
差し込むだけですから、10秒もかかりません。

組み立てる前に下準備を入念にしないと
仕上げが奇麗になりません。
最初に精密ブロックとリニアシャフトは防錆油
でベトベト状態てすから、洗剤で油を落として
脱脂スプレー等の脱脂洗浄剤で脱脂してくだ
さい。
組み立て後の仕上げは、グラファイトスプレー
でグラファイト焼付をします。
焼付をしますので、ラッカースプレー等は
使用不可です。
購入店 アマゾン
購入価格 2,079円
スプレーブラッセン FC-142
購入店 MonotaRO
購入価格 398円
脱脂スプレー


精密ブロックにリニアシャフトを差し込み
ます。今回T925Aの奥行が91mmなので
両端のシャフトを4.5mmブロック面より
出します。
両方とも精密加工品なので、精密ブロック
16mm穴にリニアシャフト16mm径がピッタリ
吸い込まれるように納まります。
リニアシャフトの周りに一滴瞬間接着剤を
落とすと、これも吸い込んでいきます。
購入店 アマゾン
購入価格 696円
アロンアルファ (プロ用No.3) 20g 32045

組み立て後、スプレーブラッセンでグラファイト
の超微粒子で黒染めします。
数分で指触乾燥しますので、乾燥したら数回
塗布して膜厚2~3μmにします。
グラファイト塗膜は優れた耐水・耐油・耐熱性
を形成します。
赤熱しても塗膜ははく離しません。
加熱硬化させると更に密着性・耐熱性が向上
します。

加熱硬化にはオーブントースターを使用
します。
いつもはパンを焼いていますが、今回は
ツィーター台を焼きます。

200度で10分間焼きます。

組み立て後の重量は2.07Kg。
ツィーター本体の重量2.00Kgとバランスが
釣り合ってきた。

アルミ合金精密切削加工のT925Aと
鋳鉄精密ブロックのメカニカルな精悍
さが良い雰囲気だ。
総重量4kg。
しっかり高音も伸ばしてくれるだろう。
音出しが楽しみだ。

今回は鋳鉄を採用したが、余裕のある人は
ステンレスブロックで組み立てても良いだろう。

Cable Linksのラベルを貼って完成。

試聴。
高域の伸びは木製台と比べようもない位
良く伸びる。
また音像定位も明確に決まる。
アルニコマグネットの高性能磁気回路で
繊細でナチュラルな音質を表現したT925A
の性能を引き出すことが出来ました。

新しいツィーター台にニッパー君も
満足そう。
このページの最終変更日 2009年6月7日 午後 07:13:58